長崎市 夫婦川町

 
目に見えるものは 消えてゆく

さわれるものは 消えてゆく

香るものは 消えてゆく


想いを託すものとは 

やがて … 消えゆくもの なのだね


アタマの中には

こんなにくっきりと

今だって 残っているのに


でも もう 

どこにもないんだよ

こんなにちゃんと 

覚えているというのに


あそこへは

もう けっして帰れない


いつだって

その気になりさえすれば

そのままで 迎えてくれる と

そんな場所が あるのだから と

わりあい苦しい時期でも

そこを想うと

淋しくならずに

生きてこれてた気がする


でも もう

けっして 帰れない   戻れない


また … 行けたらいいのにな

逢いたいよ


あの 場所

その 空気

そこで 笑っていた

やさしかった

なつかしい ヒトたち





そして・・・

移ろう季節を

興味ばかりで 見渡していた





ちいさかった あたしに 。 





*********

母方の祖父母の家が

長崎市夫婦川町にありました。

後に伯母が独りで住むようになりました。

とうとう彼女も天に召され

誰も住まなくなった廃墟は

一昨年 取り壊されました。

これは その頃 書き留めた

ちいさなつぶやきの一節です。


とても愛していた古い家で

それが実在しないことが

なんだか 絵空事のように思います。


そこで育った母は

親兄姉をみんな見送り

さらに 実家すらも取り壊すと

しばらく 惚けたようになりました。

けれど 年老いた者にも

時は流れ 癒しと回復と立ち直りが

平等に訪れるようです。


また少しずつ 話し 笑い 

表のことへも 興味を示すようになりました。


今は 彼女が輝く一コマを

ひとつでも多く増やせるように、と

自分のできることを

あれこれ 考え 探す毎日です。


**********





すぎもとなおこソロ・CD 「月がみたもの」 ¥995


<収録曲>

・満月のかたち

・指さきのくちびる

・2回目のキス


アレンジャー・原田智英氏をはじめ

豊かな才能あふれる音楽家の方々のご協力で

完成できた1thソロです

ご購入をご希望くださる方は

お名前・送付先をメールでお知らせくださいませ。

info.suginao3@gmail.com








つぶやき 区切り 11:28 区切り - 区切り trackbacks(0) 区切り

自然体なうた、のこと。

 

Bスランプを世に送り出し

S重子さんや Mたかこさんを始め

長年 著名なミュージシャンたちの制作に携わり

さらには

 "自然な歌" を録る名手と

多くの音楽人たちが口を揃える ある女性ディレクター・M女史。


彼女はずっと以前から知り合いながら

繋がり方が制作現場とは別ゆえ

その見事な仕事ぶりは

こちらが一方的に耳にするばかりでした。


歌というのは

ディレクション・録り手によって

いろんな風に変わります。

あたしはかつて

女性に録ってもらったことが数少ないので

そのこと自体に 

とても興味があったし

それ以前に 

その人その人の "自然な歌"を

どんな風に引き出すのだろう、と

ココロ密かに長いこと 

注目しておりました。



創り始めた理由

創り続けた訳

まだ創っている意味


あたし自身のそんな話しを

木枯らしの晩

町外れのちいさなレストランの隅で

赤いワインを飲みながら

彼女にひと通り聞いてもらい お願いしました。



” わたしの歌を録っていただけませんか ”  。



そおやって始まったレコーディング。

歌録りの最初の日

にこやかに彼女は話しました。


「歌を録るとき

 みなさん 一生でいちばん いい歌を、なんて

 たいそう意気込むけれど

 つまるところ 

 その日のいちばんいい歌しか

 録ることはできないんですよ。

 そういうことなんです。

 そんなもんなんですよ。」


そうはいっても

あたしにしては

本当に久々の本レコーディング。

しかも元来の緊張しい。

カタさはなかなか解けないまま。

それでも

プロデューサー・H氏の明るい笑い声と

女史のとつとつとした

穏やかな語らいにつつまれた

それは静かな作業の日々でした。


力まず

媚びず

強すぎず

弱すぎず

仕掛けず

逃げず

怖がらず

考えすぎず


彼女のディレクションの元

歌を録るのは

ある意味で

自分を探すような時間でした。


言い換えるなら

己の課題を

ひとつずつ 見つけていくような


心の偏りを

思い知らされていくような


”音楽”に対する愛情に満ちた

やさしくて きびしい 日々でした。


その作品が出来上がって

一年経ちました。

その間、歌う場面 場面で

いつも考えていました。

今さらのような 

当たり前のことを

しみじみと しみじみ と。


「 自然ってなかなか手強いもんだ。。。」


未だ 自分のその自然体が

どういう形なのかすら

よく分からないままです。(涙)



前々から構想していた

とあるピアニストの女の子と

最近ソロ・コラボを始めたのだけれど。

これはこれで

鳴る音が少ないぶん

覚悟を決めて歌わないと・・・なのね。

でも腹をくくったら

なにかが見えてきたような。。。

夏ぐらいには

少し形になるかな。

そしたら 

あーだこーだと

足掻いてる歌を

どこかで聴いてもらえるかな。


とにかく今は

・・・もの静かに

四苦八苦 がんばります。。わ。(笑)








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すぎもとなおこソロ・CD 「月がみたもの」 ¥995


<収録曲>

・満月のかたち

・指さきのくちびる

・2回目のキス


アレンジャー・原田智英氏をはじめ

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おしゃべり 区切り 23:26 区切り - 区切り trackbacks(0) 区切り

夜さんぽ

 
すこし春らしい晩だったから

とても久しぶりに「夜さんぽ」。


こんな日は 静かな公園、ってより

にぎやかな場所を歩いてみようかな。


246を とことこ とことこ。

通り沿いに並ぶ店を覗いたり

本屋さんに寄ったり

とことこ とことこ。


昼間の246は好きじゃない。

空が遮られてしまうし

頭上にのびる首都高が

排気ガスで煤けて見えて

なんというか・・・

どうも・・・

白けた気持ちになってしまう。

なんか どこかが

ツラくなってしまう。


だから 

ここを歩くなら夜がいい。


そうして着いた

いつもヒトがたくさんいる街。

そこのすみっこにある ちいさな駅。

SBCA0002.JPG


止まってるのも ちいさな電車。


「これに最後に乗ったの いつだったかな。。。」


iPodでピアノの曲を聴きながら

大通りを曲がって 

また曲がって

もひとつ曲がって・・・

入り込んだ路地。

出くわしたのは

こじんまりした教会。

SBCA0007.JPG

日曜学校へ通ってたことあったな、ちいさなころ。

クリスチャンじゃないんだけど。


知らない路地でも気にせず

ずんずん進んだら

おもしろそうな店も見つけたよ。

SBCA0003.JPG


古民家改造型カフェみたい。

ちかごろ こういうのよくあるね。


SBCA0006.JPG


帰り道は幹線道路へ

さらに遠回りしてみたら

出くわした なつかしい看板。

SBCA0001.JPG


ライブハウス「Gasoline Alley」

今夜は真っ暗だったけど

まだ健在なのかな。。。

何度か観に来たことあったけど

それは誰の演奏で

いったいいつだったかなあ。。。



むかしのことを思い出したり

これからのことを考えたり

気付いたら3時間近くのさんぽ。


気持ちが外気でリフレッシュした後は

うちへ帰って 

お風呂に入って

ストレッチして 

新しい長編小説を読み始めよう。




SBCA0003.JPG



あした 髪を切るんだ。

これもリフレッシュのひとつ。








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<収録曲>

・満月のかたち

・指さきのくちびる

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つぶやき 区切り 01:14 区切り - 区切り trackbacks(0) 区切り

ねむる木。


月も星も見えない

とてもしずかな晩。

さんぽの途中で見上げると


SBCA0002.JPG


ただ枝々に

びっしり広がるばかりの

夜を纏って

その木が眠っていました。








ひとりごと 区切り 14:37 区切り - 区切り trackbacks(0) 区切り

おやすみなさい。。。の数分まえ。

 
いつもの帰り道。

いつもの公園。


ひとつひとつが

しん。。。しん と

そこに冷えたまま在るだけ。


「もう。。。いいかい?」


静まり返った夜気の中

凍り付いたように黙り眠るブランコ。




今日もこんなに冷たい日だったけど

昼間は賑わって

ちいさな子たちを

たくさん乗せた?


みんな。。。みんな

アナタに腰掛けて

アナタに掴まって

北風の中でも

きゃっきゃ。。。笑っていた?

幸せでしたか?

あの子も

あの子も

そして アナタも。






一日は長くて 短いね。


あしたもいい日でありますように。

今日より

もうひとつ いい日でありますように。


あしたも笑っていますように。

今日より

もうひとつ 好きな自分を


・・・見つけられますように。



「 おやすみなさい 、 またあした 」






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・指さきのくちびる

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ひとりごと 区切り 23:43 区切り - 区切り trackbacks(0) 区切り

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